スナック大宮お客さんインタビュー#11

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 スナック大宮はメルマガ読者による一人参加が基本です。ほとんどの人が初対面もしくは初参加。公平と言えば公平ですけど、初めて参加する際の心理的なハードルは高いですよね。自著の宣伝と販売ぐらいはさせてもらっていますが、高価で怪しげな化粧品を売りつけたりしません(笑)。みんなで和やかに飲み食いするだけの会です。安心して遊びに来てください。

 そうは言っても不安ですよね。このコーナーでは、スナック大宮の典型的なお客さん(僕が特に好きなお客さん)に協力してもらい、あれこれ聞いています。「それなら私も参加できそうだな」と思ってもらえると幸いです。今回は、すでに常連客となっている会社員のHさん(既婚、女性)に登場してもらいました。

 

――Hさんが初参加してくれたのは2015年の夏でしたね。スナック大宮に行ってみようと思ったきっかけから教えてください。

 日経BPでの連載「ロスジェネ世代の叫び」、「ロス女Vボク様50番勝負」、「お見合いおじさんは見た!」を読み続けていました。私は大宮さんと同じくロストジェネレーション(1972年~82年生まれ。就職氷河期を経験)なので、同世代のぶっちゃけトークが面白かったです。西武線仲間でもある大宮さんにはご縁を感じて、会ってみたいと思いました。一人での初参加は勇気が必要でしたが……。

――実際に参加してみていかがでしたか?

 私と同じく一人で参加している方がほとんどなので溶け込みやすかったです。最初の30分間ぐらいはぎこちなくても、いつの間にか盛り上がっているのがスナック大宮なんですね。大宮さんとリピーターの方が気を遣ってくれて話の輪にも入れてもらいました。

――Hさんもそれから「リピーター」になってくれましたね。どんなお客さんが多いと感じていますか。

 大宮さんの文章は個性的なので好みが分かれると思います。私はもちろん好きですよ(笑)。スナック大宮に来る人たちはその意味で共通点があるので話が合いやすいです。恋愛や結婚の話はセンシティブなので会社ではまずできません。いわゆる女子会は、その場にいない人の悪口になりがち。「自分の服装には気を遣っているわりに部下への気遣いはない」「とにかく仕事が遅い」みたいな身も蓋もない言い方で……。しがらみのないスナック大宮では、いろんなテーマを気兼ねなく楽しく話すことができます。私は言論の自由を求めて参加しているんです!

――壮大な参加理由ですね(笑)。僕と話してみてどう思いましたか? 特に女性客からは「大宮さんと深い話ができなかった。残念」という感想メールをもらうことがよくあります。男性客と比べると、女性には恋愛話などをいきなり聞いていいのか迷うんです。他のお客さんもいる前だし……。

 スナック大宮ならば大丈夫だと思いますよ。会社でやったらセクハラで大問題になりますけど。大宮さんは男性の恋愛状況を聞くときも、「個人的なことを聞いてもいいですか?」と前置きされていますよね。あれはとてもいいと思います。女性に対しても同じ配慮をすれば問題ないはずです。大人になると、相手に嫌われないようなソツのない話をする人が多いですよね。その点、大宮さんは自己開示もしています。だからみんなから好かれるのではないでしょうか。

 

 スナック大宮は僕の読者の方々が集まる場なので、僕がちやほやされるのは当たり前です。なんだか申し訳ありません……。でも、嫌われたりバカにされることを恐れずに自己開示をするとむしろ相手から好かれる、というお話は逆説的で面白いと感じました。

 お客さん同士の会話を聞いていても、Hさんのように温かいぶっちゃけトークができる人は男女ともに人気があるように感じます。「婚活パーティーに参加したらこんな嫌なヤツがいた」といったぶっちゃけ方ではありませんよ。自分の失敗や欲望を丁寧な言葉でさらけ出すのです。公開で愛の告白をしてもかまいません。みんなに笑ってもらいながら客観的に自分を見つめ、ちょっと反省することもできます。そのためには小さな勇気とサービス精神、そして「基本的には自分は愛される存在だ」という自信が必要です。スナック大宮はその練習の場にもなり得るのではないでしょうか。

 みんなを楽しませる自己開示ができる大人って素敵ですよね。話の続きをまたHさんとしたくなりました。

著者プロフィール

大宮 冬洋
大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。平日の半分ほどは東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
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