潮干狩りに行きました

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 愛知県西尾市吉良町の海岸から見える無人島・梶島。食いしん坊の筋には有名な潮干狩りの名所です。貝殻からはみ出るほど肥っていて柔らかくて味の濃い極上あさりを求めて、今年の解禁日(初掘り)には1500人は優に超える人たちが渡し船(漁船)を待って長蛇の列を作りました。ほぼ全員が胴長もしくはウェットスーツ着用というガチンコスタイルです。みんな、食いしん坊だな~。 

 島に到着すると、石がゴロゴロしている吹きさらしの海岸で、一心不乱にあさりを掘りまくります。他の野生動物も同じですが、あさりは「いるところにはたくさんいる。いないところにはまったくいない」という鉄則があります。いる場所を見つけるのがまず大事。僕はその方面のセンスが欠如しているので、同行した義父の傍で掘らせてもらうことにしました。

 丈夫なゴム手袋をはめた両手を濁った海水に入れ、石を除きながら砂地を探ります。上手な人は指先の感覚だけであさりを選り分けてカゴにどんどん入れていくのですが、鈍い僕には無理。砂ごと海面まで持ち上げてあさりを目視で探しました。非効率かつ疲れてしまうやりかたですね。それでも1回ごとに多いときは3つも4つもあさりを獲得できます。今年は豊漁のようです。興奮のあまり1つの場所を2時間も掘り続け、よけた石と砂を近くにこんもりと積み上げてしまいました。通りがかったおばあちゃん(ほぼプロ海女)から「富士山ができとるね」と笑われましたよ。

 今年で4年目の参加ですが、初めてカゴがほぼいっぱいになり、規定量の約8キロ近くまで達することができました。写真は義父の獲物との合計。現在、砂出し中です。酒蒸しと味噌汁が楽しみ……。

著者プロフィール

大宮 冬洋
大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。平日の半分ほどは東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
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コメント

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  • コメント (2)

    • AK
    • 2016年 3月 27日

    新しいブログに移行して、おめでたくはあったのですが、いちばん好きな食日記はどうなったのだろう・・・と心配していました。
    ちゃんとコーナーができて安心しました。
    ライターとしての冬洋さんのお考えは分かりませんが、ワタシはトピックがいちばん好きなので、是非これからも続けてくださいね。

    身近な自然のものを採取する生活、というつながりでいえば、先日友人がおいしいういろう(伊勢の虎屋ういろう)を送ってくれたので、お礼に実家の庭になっている夏みかんを収穫して、今日発送しました。両親が毎年作っているマーマレードの瓶詰めももらって同梱。
    定番のお取り寄せや、都会のしゃれた食べ物を贈るのもありなんでしょうけど、自分で収穫しましたよ、ってものを贈るのもいいかな、ッて思ってます。

  1. 大宮 冬洋
    • 大宮 冬洋
    • 2016年 3月 28日

    >AKさん
    コメントありがとうございます。ブログに関しては模索中ですが、食べることは大好きなので何らかの形でアップしていこうと思っています。自家製の夏みかんやマーマレードの贈り物、最高ですね!

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