伊藤電機60周年記念誌

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 ちょうど1年前の今ごろだったと思います。大学の後輩であるイトウくんから「うちの会社の記念誌を作るお手伝いをしてくれませんか」と頼まれたのです。彼は名古屋にある電子部品商社「伊藤電機」の跡取り息子。おじいさんが作った会社が60周年を迎えるので、OBOGや現役社員、その家族への感謝を込めて、気軽に読める雑誌のような社史を作りたいとのこと。僕は編集の経験がほとんどないのですが、優秀な仕事仲間と一緒にならばなんとかなるでしょう。盟友のアイダ氏(アートディレクター)と名古屋在住のトウハタくん(カメラマン)にも声をかけて引き受けることにしました。秋口から制作を本格化し、先日ようやく完成。全80ページ、オールカラーです。僕が主に担当したのはインタビュー構成(インタビューした内容を本人に代わって文章にすること)とリライト(本人の原稿を読みやすく修正すること)ですが、一部のコーナーでは原稿も書かせてもらいました。

●現社長(伊藤くんのお父さん)と前社長(番頭さん)の対談と、年表。戦後から現在に至るまでの電機&電子部品産業と伊藤電機の歴史が密接に関係していることがわかり、歴史好きな僕は興奮しました

●創業者(イトウくんのおじいさん)のお話。肉親やOBの方々に取材して、等身大のお人柄がわかるように書いたつもりです

●社員だけでなく関係者や取引先をすごく大事にする伊藤電機。植木職人さんと居酒屋さんにもインタビューしました

●社内結婚カップル3組へのインタビュー記事。僕の得意分野です!

●金沢営業所の新社屋を作るという明るいニュースを、ビジネス誌っぽいルポにしました

●会社近くの庭園を美しい女子社員たちが案内するというサービス企画。取材も楽しかった…。

 関係者全員が納得の仕上がりになったと思います。この企画、我々「業者」だけでなく、社内スタッフの尽力がなければ到底無理でした。イトウくんがきちんとビジョンを示し、全責任を負ってくれたこと。担当者を引き受けてくれた管理部のキハラさんがすごく有能かつ人徳がある女性だったこと(国内外の拠点紹介や懐かしの写真コーナー、ランチマップなどは全面的にお願いしちゃいました)。大変に幸運だったと思っています。様々なタイプの原稿を書かせてもらった僕は、ライターとして意外と多芸だなと自信を持つことができました。また、飽きずに20回以上も伊藤電機に通い、関係者にまめに連絡を取り続け、営業マン(アカウントマネージャー)としての適性もあるのでは、と思ったりしています。大変でしたがとても充実した仕事でした。今後、優良な中小企業のブランディングのお手伝いみたいな仕事を少しずつやっていけたら、と思っています。

著者プロフィール

大宮 冬洋
大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。平日の半分ほどは東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
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