お見合いおじさんが聞く!その2

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大学院卒、製薬会社の正社員女性(39歳)に明るいスポーツマンを紹介します!

 僕の数少ない趣味の一つは「恋バナ」です。食事会を主催することも好きなので、独身男女の出会いの場をセッティングしちゃうこともあります。2014年の春からは「お見合いおじさん」になることを宣言して、その活動報告を日経ウーマンオンラインにて連載させてもらっていました。成婚率ゼロのまま連載は終了しましたが、我がオネット(大宮ネットワーク)メンバーのその後は気になりますよね。盟友のイラストレーターつぼいさんと一緒に、彼らを引き続き応援していきます!

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 こんにちは。大宮です。

 神楽坂の中華料理店「一品香」に来ています。いわゆる「町の中華屋さん」ですが、味はけっこう本格的。ざっくりした接客にもなぜか癒されるお店です。市ヶ谷で働いている昔の仕事仲間に教えてもらいました。

 数少ない趣味が会食である僕は、良き外食店を探すことには情熱を燃やしています。久しぶりに会う人との食事がイマイチだったりすると全身でがっくり後悔、ですからね。相手と自分の都合が良い場所で、味と雰囲気と値段のバランスを考えながらがんばって選んでいるつもりです。

 土曜日のお昼にこのお店で待ち合わせをしたのは、製薬会社勤務の理系女子である新井美穂さん(仮名、39歳)。青色のロングスカートが似合っています。新井さんはメニューを何度も見てあんかけ焼きそばを注文しました。お味はいかがですか? 新井さん、食べることがすごく好きなんですね~。僕もとても嬉しくなります。

 昨年、新井さんには爽やかな年下男性を紹介しました。いい感じだなと思いつつ遠くから見守っていたのですが、何度かデートを重ねてから彼に想いを伝えたところ「考えさせてください」と言われて連絡が途絶えてしまったそうです。うーん、残念。でも、ナイストライ! 最近の生活はいかがでしょうか。

「仕事中はちょっと暇なときもありますが、家に帰るといろいろとやることがあります。家事もあるし、TVドラマを観たり本を読んだり。休日はヨガや着付教室、スポーツジムなどに通っています。先日は好きなバンドのライブに関西まで一人で行ってきました。一人でお好み焼きを食べたりするとさすがに寂しくなりますけどね(笑)」

 京都土産の漬物を手渡してくれる新井さん。ご飯もお酒も大好きな僕には何よりのお土産です!

 新井さんは多趣味で活動的で気遣い上手で美人です。恋人がいないのが不思議ですよ。聞けば、我がオネットに入っていること以外は何の婚活もしていません。

「先日は、以前に所属していたダンスサークルの女友達と3人で飲みました。一人はシングルマザーで、もう一人は私と同じく独身。3人とも長く恋人がいないので、恋バナはしないのが暗黙の了解になっています。私もそろそろ40歳です。このまま一人でもいいのかなと思い始めています。そのサークルにも会社にも40代後半の独身女性がいるので暮らし方を参考にさせてもらうつもりです」

 新井さんは一人で健康的な生活ができているし、恋愛体質でもありません。無理に婚活をする必要はないと僕も思います。

 一方で、新井さんには「ブランド企業に勤めている高学歴・高収入のイケメンでなければダメ」みたいな気持ちもありません。相手の男性に求める条件は2つのみ。「ちゃんと働いていていて私の仕事も認めてくれる」と「私の話も聞いて笑ってくれる」です。

 新井さん、学歴や年収は問わないと考えていいんですよね? それならば紹介できるアラフォー独身男性がいます。介護士の山下明夫くん(仮名、39歳)は専門学校を卒業してから介護業界で長く働いていて、スポーツで体を鍛えている明るい性格の男性です。飲み食いも好きなので、よかったら会ってみませんか。

「ぜひ! ありがとうございます。日程はいつでもいいです。私は緊張してしまうので、できれば夜にお酒を飲みながらのほうが助かります」

 おお~、気持ちのいい返事ですね。だから僕は新井さんを応援したくなっちゃうんですよ。新井さんと別れた後で、介護士の山下くんにさっそく電話して用件を伝えました。即答で快諾。介護業界には女性が多い気がしますが、彼の職場は一回り以上年上の既婚者ばかりなのだそうです。東京にはこんなにたくさんの人がいるのに、同世代の独身者同士がちゃんと出会える機会は意外と少ないのかもしれません。

 新井さんと山下くんにそれぞれの携帯メアドをお伝えして、あとは二人でやりとりをしてもらうことにしました。いい大人同士、ですからね。とにかく会って飲み交わしてみてください。盛り上がるといいなあ……。

イラスト:つぼいひろき

著者プロフィール

大宮 冬洋
大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。平日の半分ほどは東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
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