深セン・香港の美味い店

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 8月13~16日の3泊4日で深セン・香港を旅行してきました。今年で5回目の訪問です。昔、深センのアパレル検品工場で働いた経験がある妻がすべてをコーディネートしてくれるので、僕は荷物を持ってついて行くだけですけどね。ちなみに僕一人では海外旅行はおろか国内旅行すら楽しめません。

 テーマパークや買い物にはあまり興味のない僕たちの目的は3つ。飲み食いとホテルライフ、そして知人との再会です。

 香港空港に着いたら、スカイリモという乗合タクシーで深センへ。地下鉄&徒歩より割高ですが、車に乗ったまま香港と本土の「国境」を越えられます。これは便利! 深センの中心部である福田は想像を絶する都会で驚きました。しかもオシャレ。この街で大学生をしている広州出身の女性が妻の知人で、夜は海鮮料理店、翌朝は飲茶店に案内してくれたのです。僕は特に後者の「鳳凰樓」を気に入りました。

深セン・福田の「鳳凰樓」。100卓以上はあるのに朝9時には満席になってしまう人気店

深セン・福田の「鳳凰樓」。広いフロアには100卓以上は優にあるのに朝9時には満席になってしまう人気店です

何を注文しても丁寧な味付け。お茶を飲みながらゆっくり食べましょう。

何を注文しても丁寧な味付け。お茶を飲みながらゆっくり食べましょう。

 

 2日目は、徒歩で国境を渡り香港へ。おいしい老舗店が多いという元朗が目的地。香港の新界(ニューテリトリー)にある庶民的な町です。昨年は「大栄華酒樓」というお店に入り、絶品のマーラーカオを食べました。今回は残念ながらお休み中で入れず、この店を紹介していた『週末香港&マカオ』の記述を信じて、「好到底麵家」という麵専門店へ。安くて旨い!

シンプルな汁なし麵。かん水の味?が濃厚で、好きな人にはたまらないと思います。

「好到底麵家」のシンプルな汁なし麵。かん水の風味?が濃厚で、好きな人にはたまらないと思います。

 

 3日目は、妻が中国滞在時代にお世話になった日本人男性に夕食をご馳走してもらいました。天安門事件の直後に中国進出したという筋金入りの国際派経営者で、深セン・香港で働いた経験のある日本人中小企業経営者にも中国人労働者にもすごく慕われているゴッドファーザー的な存在でもあります。お話が面白すぎて、せっかくの潮州料理を味わうのは二の次になってしまいました。途中からは僕のライター稼業についても大いに励ましてもらいましたよ。嬉しかったです。

 ホテルライフとしては、最終日だけの贅沢である四季酒店(フォーシーズンズホテル)が強烈な思い出です。清潔でハイセンスの空間、的確で温かみのある接客、行き届いた設備とアメニティ、宿泊客だけ利用できるプールやジャグジー……。雨にぬれずに香港駅(ここから空港までは直通電車で30分ほど)まで行けて、そこで飛行機のチェックインまでできるという利便性も魅力です。朝10時半ぐらいに早々にホテルに入り、翌日の正午ギリギリまでゆっくりさせてもらいました。

フォーシーズンズホテルの朝食で注文したエッグベネディクト。1つだけでも満足するぐらい濃厚なおいしさでした。

「四季酒店」の朝食で注文したエッグベネディクト。1つだけでも満足するぐらい濃厚なおいしさでした。

 

 気力・体力がない僕は旅先でもすぐにホテルで休憩したくなります。潔癖症気味なので汚い風呂やトイレは使えません。だからこそ、コンパクトにまとまっていて治安も良くて便利でキレイなホテルもある香港に行くとリフレッシュできるのだと思っています。しっかり働いて貯金もして、来年もまた香港に行きたいです。

著者プロフィール

大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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コメント

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  • コメント (3)

    • 秋子
    • 2016年 8月 17日

    ????美味しいでしょう!

    • koke
    • 2016年 8月 17日

    中国旅行を楽しめたら旅好きじゃないのかしら・・・
    奥様の案内がすばらしいのですね。きっと。
    夫が無錫にいるのですが、今年の夏は予定があわずに(なんとしてもという気がなくて・・)中国旅行は行きませんでした。
    やっぱり行けばよかったかな、と思わせてくれる記事でした。

    • 大宮 冬洋
    • 2016年 8月 18日

    >秋子さん
    コメントありがとう。とっても美味しかったです。また福田に行くね!

    >kokeさん
    コメントありがとうございます。江蘇省に旦那さまが駐在中なのですね。水郷、というイメージがあります。一度行ってみたいです。

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