邱永漢『食は広州に在り』など

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以下、今月分の読書録です。

〇邱永漢『食は広州に在り』/〇加地伸行『孔子』/〇邱永漢『わが青春の台湾 わが青春の香港』/〇中根千枝『タテ社会の人間関係』/〇邱永漢『お金持ちになれる人』/☆司馬遼太郎『峠』/☆田辺聖子『どんぐりのリボン』/☆寺田隆信『物語 中国の歴史』/☆二村ヒトシ『すべてはモテるためである』/〇邱永漢『楽観主義のすすめ』/〇佐藤優『現代の地政学』/〇邱永漢『香港発 娘への手紙』(〇は初読、☆は再読)

今月は中国・深センの中心部に初めて行きました。あまりの都会ぶり(ビルやインフラだけでなく、オシャレな花屋などもありました)に驚き、今さらながら「中国の時代」を肌で感じています。中国と中国人についてもっと知りたいな、と思っていたところ、故・邱永漢氏の表題作に出会いました。直木賞作家で、「金儲けの神様」とも呼ばれた人らしいですね。初めて読んだのですが、異様なほど読みやすくて惹きつけられました。日本の植民地時代の台湾で生れ育ち、東大経済学部を卒業し、戦後は国民党政府の弾圧から逃れて香港と日本で暮らし、文才と商才と努力と運によって富も名声も得た邱氏。希代のグルメとしても知られていたそうです。中国に興味があり、食いしん坊で、生き方ノウハウ本も好きな僕にはぴったり。どんどん読んでいきたいと思います。

著者プロフィール

大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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