島泰三『ヒト‐異端のサルの1億年』など

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以下、今月の読書録です。

〇猪瀬直樹『民警』/〇二村ヒトシ、川崎貴子『モテと非モテの境界線』/〇家入一馬『さよならインターネット』/☆田辺聖子『春情蛸の足』/〇エマニュエル・トッド『問題は英国ではない、EUなのだ』/☆村上春樹『回転木馬のデッド・ヒート』/〇水野学『「売る」から「売れる」へ』/〇島泰三『ヒト‐異端のサルの1億年』/〇伊藤祐靖『国のために死ねるか』/☆筒井康隆『旅のラゴス』/〇北尾トロ『猟師になりたい!』/〇村上春樹『アフターダーク』/☆佐藤正明『望郷と訣別を』(〇は初読、☆は再読)

表題作は、在野のサル研究者による「大型類人猿」としての人類史です。ヒトは類人猿の進化の頂点にあるのではなく、水辺などで突然変異的に発生する「毛のない哺乳類」に過ぎなかった。より強力な人類であったホモ・エレクトゥスやネアンデルタール人などを避けて水辺で生活していたため、豊富な海の幸(石斧でライオンとも戦えるネアンデルタール人は無関心)を独占的に享受して生き延びて来られた。アフリカから発生して長い旅をしてきたヒトにとって、最後にして最大の楽園(魚がいっぱい)が日本列島だった。などの仮説にワクワクしながら読みました。ヒトの親戚であるオランウータン、ゴリラ、チンパンジーの生態や性質に関する文章も素敵です。

著者プロフィール

大宮 冬洋
大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。平日の半分ほどは東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
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