スナック大宮お客さんインタビュー#1

Tさん1

 スナック大宮に来てくれているお客さんへのインタビュー企画(お茶しながら1時間ほどおしゃべり)です。月1ペースぐらいで更新していく予定です。

 栄えある第1回に登場するのは、2011年9月21日の第1回スナック大宮(東京・西荻窪)に来てくれたTさん(ご希望によりイニシャルにしました)。台風直撃で交通機関が大幅に乱れていたあの夜、千葉県の自宅ではなく逆方向に来てくれたTさんが神様のように見えましたよ。

 あれから4年半。スナック大宮も50回目を迎えようとしていますが、「最初のお客さん」であるTさんのことは忘れません。平日の夕方、東京・神保町の老舗喫茶店「ミロンガ」でお話を聞きました。

――お忙しいところ呼び出してすみません。手ぶらでいらっしゃいましたけど、もしかしてこの後も会社に戻るんですか?

 はい。これから残業です。40歳を過ぎたあたりから体力の衰えを感じるので長時間労働はきつくなってきました(笑)。腹も出てきます。ダイエットと運動を兼ねて毎週テニススクールに通い、地元の10キロマラソン大会などにも参加していますよ。その後、マラソン仲間と5時間も飲んだりしているのですが……。

――それでは運動の意味があまりないですね(笑)。ちなみにTさんは身長と体重はどれくらいですか? 僕は175センチ、68キロです。

 私とぴったり同じですね! 今より1キロでも体重が増えると体が重くなる気がするので、気をつけたいと思っています。大宮さんも運動をしていますか?

――僕は汗をかいたり息切れをしたりするのが嫌いです(笑)。歩くことは好きなので、せめて毎日1万歩は歩くことにしています。それでも、週5もお酒を飲んでいると贅肉が増えやすいですね……。ええっと、同世代の労わり合いはこれぐらいにして、スナック大宮の話をしましょう。Tさんは最初、どうしてスナック大宮を知ったんですか?

 4年も前のことなのでタイトルは忘れてしまいましたが、日経(BP社)のサイトで、男性と女性が語り合うような内容の連載(「ロス女」vs「ボク様」50番勝負)を読んでいました。日経の記事なので会社のデスクでも読みやすいんです。

 記事から大宮さんのブログ(2016年3月に更新終了)に行きつき、スナック大宮を知り、「どんな人なんだろう」「物書きの知り合いはいないので会ってみたら面白そうだな」と思って参加することにしました。大宮さんの記事はその前からもかなり読んでいたので、初対面でも安心感はありましたね。

 参加者は大宮さんの文章を読んでいるので共通の興味が多いだろうと予想しました。うちの子どもたちも小学校と幼稚園に入った時期だったので、子育てが一段落したから会社以外の集まりにも行ってみよう、と思った記憶もあります。

――実際、僕に会ってみてどう思いましたか?

 参加者はみんな言っていましたが、思ったよりもイケメンだな、しゃべりも上手だな、と感じました。

――いやー、言わせたみたいですみません(笑)。Tさんはその後も年に2、3回ぐらいのペースで参加してくれますね。スナック大宮の魅力を教えてください。

 大宮さんのことは8年前ぐらいから記事を通して知っているので、「最近はどんな生活をしているのかな」と気になります。この8年、いろいろありましたよね(笑)。僕も転職をしましたし、うちの子どもたちもいつの間にか小学校6年生と4年生になっています。

 スナック大宮はいろんな人が来ているのも楽しみの一つです。ゆるいつながりなので参加しやすい、という面もあります。私は異業種交流会などには参加したことはありません。スナック大宮があるから不要なんです(笑)。千葉から遠いので毎回は無理ですが、年に数回はこれからも参加したいと思います。長く続けてくださいね。

 できれば、もう少し千葉寄りの街でも開催してください。大宮さんは東京にいるときは門前仲町に滞在されているんですよね。門前仲町なら会社からも家からも近いので助かるなあ。

――今後、スナック大宮は全国巡業する予定です。いずれは千葉県でも開催します。開催場所に適した個人経営の飲食店があったら教えてくださいね。最後に、本業はライターである僕に助言をください。厳しいご意見でも大丈夫です。

 私は大宮さんのちょっとひねくれていて万人受けはしにくい文章が好きです。私の頭にはなぜかすんなりと入ってきます。あまり変わらずに(ライターを)続けてほしいです。

 東日本大震災が起きた年に出た『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(2011年6月刊。ぱる出版)にはハマりましたよ。今後何が起こるかわからないから、生きている間にいろんな経験をしないと!と思いつつ、仕事として何ができるかな~、と考える良い機会になりました。

 企画としては、あの本の中高年編などはいかがでしょうか。私は千葉の田舎出身で、両親は専業農家ではないけれど小さな田畑を持っています。田舎では当たり前なんですね。実家からの「配給」のおかげで我が家はお米を買ったことがありません。父親は野菜の栽培方法をブログに記録して私に読ませようとしています(笑)。いずれはお前が田畑を引き継げ、と言いたいのでしょう。興味というよりも義務感を感じています。

 子どもたちがまだ小さいので、あと10年ぐらいは会社員をしていると思いますが、その先のことはわかりません。同世代の大宮さんには、私たち世代がこれからも楽しく生きる道筋を取材して書いてもらいたいです。

Tさん3

大手金融機関で働くTさん。お兄さんキャラの優しい男性です

 

 Tさんのお話はいかがでしたでしょうか。思いつきで始めたインタビュー企画ですが、僕個人としてはとてもありがたい内容になっています。長い間、僕の読者でいてくれるTさんに会い、励ましてもらいつつ書籍の企画案までもらってしまいました。感謝……。

 スナック大宮のお客さんは、Tさんのように遊び心はあるけれど穏やかな人が多い傾向があります。「オレ様」キャラの人はほとんどいません。お一人での初参加でも安心して楽しめると思います。ぜひ一度遊びに来てください。

 

著者プロフィール

大宮 冬洋
大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。平日の半分ほどは東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
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