地魚を買ってさばいて味わって…鮮魚部! 第19回 コンポストの効用と広がり、の巻

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 近くの海で獲れる魚をご近所さんと分かち合う鮮魚部活動。仕入れてさばくのは部長の僕なので、内臓や鱗などのごみが大量に出てしまいます。なんとかしようと思ってベランダでコンポストを始めて、それがきっかけになってベジブロス(野菜くずで作る野菜だし。これが便利!)、内臓の活用(今まで捨てていた胃袋や浮袋が宝物に変わる楽しさ!)、そして昔ながらの古新聞活用(生ごみ用の小さなプラ袋が不要に!)につながった様子を振り返りました。商品を購入して消費して廃棄する行動はそれぞれが孤立していますが、廃棄を減らしてそれを活用する行動はどこかでつながっていると感じています。例えば、野菜くずは生のままコンポストに入れるよりも、ベジブロスで煮出した後のクタクタになったもののほうがはるかに分解しやすくなるのです。循環とはつながりであり、その発見と実感が面白いのかもしれません。※有料会員限定のウェブマガジン記事です。ご興味のある方はこちらの「この特典を選ぶ」からメンバー登録をお願いします。

著者プロフィール

大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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