スナック大宮お客さんインタビュー#13

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写真:西荻窪のカフェ「ピヨトトシャ」にて。Nさんからスカイツリー土産をたくさんいただきました

 

 会ったこともない人が主催している飲み会にひとりで参加するって、かなりの好奇心と勇気が必要ですよね。しかも、「スナック大宮」なんていう怪しげな名称の飲み会ならばなおさらです。

 結果として、スナック大宮に足を運んで来てくれる人たちは、遊び心のある素敵な大人が多いのです。「ママ」の僕としてはとっても楽ですよ。接客の必要はほとんどありません。初対面のお客さん同士がどんどん盛り上がってくれますからね。僕もその中に混じって楽しませてもらっています。

 最近、東京・西荻窪でのスナック大宮によく来てくれるのは、僕と同世代で華やかな美人であるNさん。表情も話し方もすごく感じが良い女性なので、僕なんかはついふんわりした甘い気持ちになってしまいますよ。インタビューもさせてもらいました。

 

――僕のことを知ったきっかけから教えてください。

 昨年、「42歳」「婚活」でネット検索したら、大宮さんの連載「晩婚さんいらっしゃい!」が出て来ました。既婚の人が語る結婚生活は不幸自慢みたいな話が多かったりするのですが、「晩婚さんいらっしゃい!」の内容は婚活も結婚生活も前向きだと感じています。いろんな人たちが登場しますが、その人なりの幸せを探しているんですよね。スペックだけではなく、相手のことを人としてちゃんと見た上での結婚です。私もそういう結婚がしたいなと思います。焦るような年齢ではないけれど、4月からは本気を出しますよ(笑)。

 

――Nさんならきっと誠実な男性をつかまえられるはずです。晩婚さんいらっしゃい!にご登場くださいね。話は戻りますが、スナック大宮にはどういう流れで参加してみようと思ったのですか?

 晩婚さんいらっしゃい!の著者プロフィールから大宮さんのホームページを見て、他の公開記事やスナック大宮のレポートを読ませていただきました。スナック大宮は、普通の人が気軽に参加していい食事会なんですよね。

 

――はい。4月には通算70回目を迎えるのに、いまだにグダグダな飲み会に過ぎませんから(笑)。他の人にも配慮できる大人であれば、どなたでも大歓迎です。

 大宮さんのゆるい進行はむしろいいことだと思いますよ。制限がなくて、堅苦しくないので居心地がいいです。婚活パーティーなんかだと席替えとかがシステマティックで気持ちが引いてしまいます。プロフィールカードには「男性は年収、女性は得意料理を書いてください」なんて言われますから(笑)。

 

――スナック大宮に実際に参加してみてどうでしたか。

 大宮さんは話の振り方が自然でいいですね。すっごく真面目でもないしゆるすぎもしないお人柄が記事にもよく出ていると思います。参加者のみなさんはいい人が多いなと感じました。変な人や怖い人がいません。初対面の人たちなのに、結婚をはじめとして人生について真剣に話せるのが嬉しいです。私はつい仕事に没頭してしまうのですが、大宮さんの記事とスナック大宮のおかげで、結婚についてちゃんと考えられるようになりました。もちろん、スナック大宮での素敵な男性との出会いもちょっとは期待していますよ!(笑)

 

 32歳のときにOLを辞めて、家業に入ったNさん。以来10年、仕事一色の生活をしてきたそうです。同業の社長さんたちは既婚者ばかりで、「いい旦那さんといい奥さんしかいない世界」だと笑います。そんなNさんが「焦らないけれど本気で」婚活を始めると聞いて、なぜか僕まで嬉しくなってしまいました。僕の妻も家業を継いでがんばっているので他人事とは思えないのです。美しいNさんに、未婚の従兄でも紹介しちゃおうかな……。

著者プロフィール

大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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