釣り場、掘る場所を間違えるな

Movie_Title_Vol3

 発売中の新刊『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)を記念して3月30日に開催したトークライブ。ボランティアスタッフの三咲さんと三條さんが動画を編集してくれました。3本目はこちらからどうぞ。「異性と出会うための場選び」について熱く語り合っています。ただし、前提として必要なのは「健全な自己肯定感」です。以下、新刊の中から関連箇所を抜き出しておきます。あわせてお楽しみください。
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 人を好きになるにはエネルギーが要る。10代20代の頃と比較すれば、晩婚さんには生物としての元気はそれほどない。仕事や生活での責任も増している。どんなときも恋に落ちるような状況ではないのだ。だからこそ、心身をできるだけ健康に保つように意識して、「自分はいい感じだ。いつでも恋愛できる」という自信を持たねばならない。
 この自己肯定感が他人を愛する力の根源にあると筆者は思う。同僚との人間関係がすごく悪いとき、忙しすぎて睡眠不足だったり栄養が偏りすぎていたりするとき、別れた恋人への未練や恨みが残っているとき。自分自身も嫌いになってしまいがちだ。そういう状況では誰かを真正面から愛しにくいし、不誠実な人をあえて好きになってしまったりする。
 運と努力で状況を変えて、心身が健やかになってくると、内臓あたりから勢いが生まれる。「自分には欠点もあるけれど、それなりにカッコいい・美しい」と心強く思える。すると、なぜか周囲の人も魅力的に見えて、もっと深くかかわりたくなる。出会った異性の5人に1人ぐらいの割合で、「すてきだな。ゆっくりデートしてみたい」と思えたりする。その先に、「一緒に住みたい。家族になりたい」という感情が生まれるのだと思う。
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著者プロフィール

大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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