地域で始める小さな商売 第6回 シューツリー職人 井出博満さん(長野県南佐久郡佐久穂町)

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 ウェブマガジン「冬洋酒」では月4本、取材記事を配信しています。その連載の一つである「地域で始める小さな商売」の第6回は、オーダーメイド靴のシューキーパーを専門で作って家族を養っている男性を取材。日本国内では唯一無二の存在らしいです。職業選びのセンスがあるなあ、と感じました。記事の冒頭は以下の通りです。

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 自分で作ったモノを自分で売って生活費を稼ぐことは大変だと思う。少子高齢化が進む日本では「モノは増やすよりも減らすほうが良い」とされる時流でもある。各地で毎週末のように開催しているクラフトフェアなどに行くと、買いたい人よりも作って売りたい人のほうが多いのではないかと感じたりする。
 そんな状況でモノ作りで生計を立てていくためには、よほど尖った何かを提供することが必要だと思う。長野県の佐久穂町に日本で唯一の「ビスポークシューツリー」の作り手がいると聞いて会いに行った。 
 ビスポークシューとはいわゆるオーダーメード靴のこと。一人ひとりの足に合わせて木型を削り出して皮を張り、何度も調整しながら作り上げていく。井出博満さん(37歳)はそれらの靴に専用のシューツリー(木製のシューキーパー)を制作し販売しているのだ。人間の足は左右で非対称なので、オーダーメードの靴とシューツリーはそれぞれの足を測ってまったく違うものを作らなければならない。
「ビスポークシューは一足で30~40万円もします。靴好きの中でもマニア中のマニアが集まる世界ですね。1人で同じ靴を何足も注文するような上顧客は200人ほどでしょう。工房を兼ねた店は国内では30店舗ほどしかありません」

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著者プロフィール

大宮 冬洋
大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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