できるだけ遠くの読者に会いに行く 第6回 瀧本泰子さん(京都府京都市)

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 ウェブマガジン「冬洋酒」では月4本、取材記事を配信しています。その連載の一つである「できるだけ遠くの読者に会いに行く」の第6回は、京都府京都市の瀧本さんを訪ねました。朝の京都をお散歩&朝食デートしましたよ。記事の冒頭は以下の通り。
***

 ときどきこんな妄想をする。京都大学に優秀な成績で入った苦学生で、勉強以外の時間は料亭の下働きバイトをしている大宮くん。あるとき泥酔した舞妓さん(有名社長の愛人)を介抱し、2人は許されぬ恋に落ちる――。
 埼玉県所沢市で生まれ、小学生の途中からは隣接する東京都東村山市で育った僕。『となりのトトロ』の舞台と言えば聞こえがいいが、昔のやや差別的な表現を使うと「東人」「東夷」である。大学も就職先も東京だった。だからなのか、西の国々への憧れを抱き続けている。その中心はやはり京都だ。
 東京から愛知に居を移しても、この感覚はあまり変わらなかった。愛知は戦国武将たちが先を争って京を目指した土地柄であり、今では名古屋駅から京都駅まで新幹線で約40分。近く感じるだけに、よりリアルな欲望の対象になっている気がする。そんな京都で仕事があって宿泊したのは11月下旬。翌朝、フルート奏者・講師の瀧本泰子(よしこ)さん(47歳)に会ってもらった。

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著者プロフィール

大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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