- 2018-4-10
- イベント(スナック大宮以外), お知らせ, 恋愛と結婚について
- コメントを書く
発売中の新刊『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)を記念して3月30日に開催したトークライブ。ボランティアスタッフの三咲さんと三條さんが動画を編集してくれました。1本目はこちらからどうぞ。以下、新刊の中からトークに関連する箇所を抜き出しておきます。あわせてお楽しみください。
***
30代半ばを過ぎてからの婚活ははっきり言って楽ではない。序章に述べた5つの理由を引きずったまま40代、50代に突入する人もいる。一方で、周囲には魅力的な独身者は少なくなっている。では、晩婚さんになれる人の共通点は何か。
(1)身ぎれいで爽やかな印象を受ける
(2)笑顔が多くて感じがいい
(3)主体的な努力を惜しまない
以上の3点に尽きると筆者は思う。(1)と(2)に関しては、「他者への気遣い」とまとめて言い換えても良い。「一緒にいて心地よい。また会いたい」と相手に思ってもらいやすい人たちなのだ。
最も重要なのは(3)だ。30代半ばを過ぎると学校縁や会社縁の目ぼしい同世代は大半が結婚しており、日常生活での出会いは少なくなる。自分が置かれた立場を見極め、覚悟を決め、適切な場に出て、前向きな行動をし続ける必要があるのだ。
(中略)
転職に成功する人は、親きょうだいや親友などの身近な人たちだけではなく、たまにしか会わない友人や知人との結び付き(ウィークタイズ)も活用し、情報収集の幅を広げる傾向にあるという。それは婚活にも応用できる。ただし、「婚活をしている。紹介してほしい」と頭を下げられる率直さと謙虚さが前提であることは言うまでもない。
(中略)
礼儀をわきまえた上で、使えるものはどんなに弱いつながりでも使う。それこそが晩婚さんが幸せをつかむ道である。では、具体的にどんな「つながりが考えられるのか。取材から見えてきた3つの場を紹介する。
①行きつけの店
子育てを含めた結婚後の生活を考えた場合、地元からできるだけ近い地域に住みたがる男女は少なくない。30代になって仕事や生活のスタイルが固まってくると、この傾向はますます強くなる。堅実になったとも言えるが、それだけ結婚相手に求める条件が増えることにもつながり、結婚が遠のく要因にもなりかねない。
では、30代半ばを過ぎた男女が恋愛結婚をするためにはどうすればいいのか。学校や会社、行きつけの店、社会人サークルなどで、すでに知り合っている異性を見つめ直すことは有効だ。
(中略)
②合コン
旧友や同僚が幹事をしてくれる合コンには利点がある。幹事との恋愛観や結婚観が似ていることが多いため、好みのタイプで気が合う異性と出会える可能性が高いことだ。ただし、晩婚さんの年代である35歳以降になると、同世代の多くが既婚者であるため、若いころと比べると合コンは少なくなる。その貴重な機会を生かして、良き相手を見つけた女性の例を紹介する。(略)
③オフ会
共通の趣味を持つ人同士の交流が目的のオフ会は、和やかな雰囲気で会話と食事を楽しめる可能性が高い。そこで恋愛が生まれるのは不思議ではない。
(中略)
自分が好きなれそうな独身の異性は、日本のどこかに偏在しているのだ。良き酒場、老舗の結婚相談所、オフ会……。競争相手となる同性が意外と少ない場もあり、言葉は悪いが「入れ食い状態」になる可能性もある。好みの異性を選び放題だ。自分に適した場を探し、身を置くことの重要性をぜひ知ってほしい。
***
著者プロフィール
- 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。
<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。