- 2018-8-2
- 読んで得した新刊(「月間読書録」改題)
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以下、先月分の読書録です。
〇黒澤計男『結婚・事実婚・同棲に迷ったときに読む本』/〇たかぎなおこ『お互い40代婚』/〇内田樹『私の身体は頭がいい』/〇下重暁子『夫婦という他人』/☆藤沢周平『隠し剣孤影抄』/〇大山旬『最強の服選び』/〇三浦展『ファスト風土化する日本』/〇水野和夫、山本豊津『コレクションと資本主義』/☆田辺聖子『芋たこ長電話』/〇トーマス・ヘイガー『大気を変える錬金術』(〇は初読、☆は再読)
表題作は、20世紀の大発明(らしいです)である空中窒素固定法を生み出したドイツの化学者2人の評伝です。窒素を原料とした化学肥料の爆発的な普及で人類の人口増に貢献する一方、爆薬の原料として世界大戦にも大いに影響を与え、ナチスの狂気にも加担することになった2人。その栄光と悲惨の歴史を、2人の性格や生き方を軸にたどるというノンフィクションです。取材や執筆もさることながら企画(切り口。テーマ設定)が秀逸だなと感じます。
著者プロフィール
- 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。
<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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