5月1~4日まで北京旅行に行ってきました。3度目の北京訪問だという妻によれば、北京市の繁華街から車で90分ほどのところにある万里の長城(のごく一部)を見学するのが王道なのだとか。しかし、八達嶺という有名な場所から登る定番コースは完全に観光地化されているし、他の大勢の客にまみれながら歩かねばなりません。体力のない僕は日帰りだと疲れ果ててしまうでしょう。思い切って長城近くで宿泊することにしました。
そこで見つけたのが、「Commune by the Great Wall」というヴィラタイプのホテルです。10年以上前、裕福な中国人女性が長城の一部(長城は各所で崩壊しており、観光地化されずに打ち捨てられた部分も多いのだそうです)を借り切り、その麓にアジアの有名建築家12人にそれぞれの発想でヴィラを建ててもらったとのこと。ホテル内の道や植栽、ヴィラの外観、風景は大満足レベル。接客サービスや他のお客さんのマナーなどのソフト面は「ここは中国」だと思えば満足レベルでした。
何よりも素晴らしかったのは、このホテルの宿泊客だけしか入れないハイキングコースで万里の長城に行けることです。北京市内の高級ホテルよりも高い宿泊費はこのために使ったと思ってもまったく惜しくありません。お小遣いを放出した甲斐がありました…。以下、写真でご報告します。
がんばって早起きして朝9時すぎに登ったので、帰り道に一組の家族客とすれ違ったのみで長城を「独占」して満喫することができました。暑すぎず寒すぎず、雲一つない晴天。5月は狙い目かもしれません(ただし、メーデーなど中国の休日と重ならないように注意)。我は中国に愛されている!と勘違いするぐらい、圧倒的に美しい風景です。北京旅行の際は「Commune by the Great Wall」をおすすめします。
著者プロフィール
- 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。
<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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