「ポートレート大宮」レポートその10

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モデル:Eさん、撮影:馬場敬子

 モノクロ写真とインタビューで、その人の「いま」を美しく切り取って保存するサービス「ポートレート大宮」。知的で朗らかなのにちょっと仙人っぽさが漂うEさんが来てくれました。ご許可を得て、感想文と写真の一部を掲載させてもらいます。

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文章として読むと、自分自身のことなのに客観視できて良いものですね。こういうフラフラした人は京都の左京区あたりにいそうだな、という印象を受けました。
 
素の自分で良いということでしたので、(皆様のお気遣いもあって)終始リラックスできました。今思い出したのですが、インタビュー中に、かなり言い淀んでしまったり、「何となく」というフレーズを連発したりしていましたね。かなりまとめにくかったのではないでしょうか。
 
インタビューや撮影の間で新しい発見が幾つかあったのが大きな収穫でした。その中で特に記憶に残っているのは、馬場さんに指摘された「アップで撮影するよりも白い空間を生かして引きで撮影したほうがしっくりくる」ということでした。いただいた写真を見てもそう感じるのですが、これは一体自分自身のどういう面が出たことなのか、未だに結論が出ていません。
自分が主張して前に出るよりも周りをサポートしていくのが性にあっているか、何だかんだいって最終的に周りに助けられている面がでているか、そんなところではないかと推察しています。
 
追伸
厚かましくも宣伝です。
地元に戻ってからケーキ作り再開しました。月1くらいのペースで、北九州の小倉にあるエンゲルというカフェバーで1日店長しています。当地ではなかなか出会えない大宮ファンの方と出会えたら嬉しいですね。何かサービスしますので、恥ずかしがらずにお申し出ください。
 
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以上です。この感想文だけでもEさんのユニークな人柄がわかりますよね。それを空間によって上手に表現した馬場さんのセンスに改めて感服しました。
 
※現在、ポートレート大宮は不定期で実施しています。ご興味のある方はこちらのメルマガにご登録ください。優先予約のご案内メールを送ります。

著者プロフィール

大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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