大宮冬洋の「常連になりたい!」 第5回 喫茶スロース(愛知県蒲郡市)

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 ウェブマガジン「冬洋酒」では月4本、取材記事を配信しています。その連載の一つである「大宮冬洋の『常連になりたい!』」の第5回は、愛知県蒲郡市にある自宅の近所で見つけたコーヒーショップを紹介。自宅で原稿書きをしているときは毎日のように利用させてもらっています。月~水定休という点だけがファンには辛いよ!

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 家から歩いて行ける場所に、気軽におしゃべりできる居心地のいい店があれば、自分はどこでも生きていける――。そんなことに気づかせてくれたのは、東京都の西荻ではアジア食堂「ぷあん」、門前仲町では燻製バル「KoO」である。そして、愛知県の西尾市で家業を継いでいる妻と結婚して住むことになった蒲郡市では、今回紹介するコーヒーショップ「喫茶スロース」の存在が大きい。
 蒲郡市は、南は三河湾、北と東西は低い山々に囲まれた人口8万人ほどの小さな自治体だ。JR東海道線の快速電車も止まる蒲郡駅はそこそこ大きな駅なのだけど、駅前商店街はほぼ見る影もない。かつて蒲郡のにぎわいを支えた繊維産業の衰退に加え、便利になったことで名古屋やショッピングモールに行く人が増えた影響だろう。
 僕も週末になると、妻が運転する車で名古屋や豊橋、さらには三重県のアウトレットモールにまで買い物に行くことがある。でも、住んでいる町で家族以外と人間関係がないのは耐え難い。ご近所づきあいをしたいし、行きつけの店がほしいのだ。
 蒲郡駅前の賃貸マンションに引っ越して来たのは2012年の夏。ネットで「蒲郡駅前 喫茶店」と検索してヒットしたのが喫茶スロースだった。ガラス張りの扉を少し緊張しながら開けてみると店長の清水美智乃さんが「いらっしゃいませ」と優しく迎え入れてくれた。

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著者プロフィール

大宮 冬洋
大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。平日の半分ほどは東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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