しあわせ婚活Miyabi(大阪府高槻市)

18_miyabi01_osaka

写真:少女のような風貌の加藤さん。シングルマザーとして息子さん2人を育て上げた経験がある。

本気で結婚したいなら、相性の良い結婚相談所を見つけよう
 小さな結婚相談所の個性と魅力をできるだけわかりやすく紹介し、本気で結婚したい個人とのマッチングの手助けをしたい。結婚相手と同じく、結婚をサポートしてくれる人との相性とご縁も大事だから――。そんな気持ちで始めた本連載も18回目となる。
「こんかつ山」に登録してくれた相談所のうち、筆者による取材を希望したところを順に回っている。取材先からお金をもらう広告記事ではないので、筆者が見聞きして感じたことをそのまま書くのが原則。「ハイクラスの男女会員が揃う」とか「成婚率No.1」などのありがちなPR文章にすると、横並びになって比較検討する余地が少なくなるからだ。もしくは不毛な価格競争に陥ってしまう。
 読者の一部が「この相談所は熱心だけど私には合わない」と判断するぐらいのほうがいいと思っている。そうすれば、同じぐらいの数の人が「面白い相談所だな。私にはピッタリ!」と感じてくれるだろう。
 記事を読んで「このカウンセラーなら会ってみたい」と思ったら、気軽に無料カウンセリングを受けてみてほしい。できれば「こんかつ山」にユーザー登録をして申し込んでほしいが(そうでないと「こんかつ山」の運営が成り立たず、本連載もいずれ消滅する)、各相談所のサイトから直接申し込んでもらっても構わないと筆者は思っている。
 信頼できる結婚相談所との出会いはそれほど幸せなことであり、その影響は社会を循環し、いずれ筆者にも幸福のおすそわけが届く気がするからだ。良き結婚は、自分たちだけでなく家族や友人知人にも安心や豊かさをもたらし、社会を支える力になる。だから、結婚したい人はぜひ良縁を見つけてほしい。そのためには、自分に合った結婚相談所に入会するのが近道だと筆者は本連載を通して確信している。

誰かが喜ぶ仕事をしたい。人に助けてもらった恩返しに
 長く暑苦しい前置きを書いてしまったのは、京都で素敵な女性を取材できて興奮しているからだ。大阪府高槻市に住んでいる加藤広美さんは、今年5月から結婚相談所を始めたばかり。前職は大手自動車部品メーカーの社員であり、婚活業界の経験はゼロ。なぜいきなり結婚相談所を開業しようと思ったのか。
「シングルマザーとして2人の息子を育てている間は、自分がやりたい仕事なんて考える余裕はありませんでした。息子たちがようやく手を離れ、再婚したのは46歳のときです。前職を辞めて、夫と一緒に高槻に住み始めてから『また何か仕事をしたいな』と思い続けていました。これからはお金のための仕事ではなく、誰かに直接喜んでもらえる仕事をしたい。私はいろんな人に助けてもらって子どもを育てることができました。キレイごとに聞こえるかもしれませんが、誰かに恩返しがしたいのです」
 加藤さん自身、離婚を経験してから長い間、「結婚はこりごり。二度としたくない」と思っていた。しかし、縁あって現在の旦那さんと知り合い、今は「結婚して本当に良かった」としみじみ感じる日々を送っている。そして、自分が得意で、他人に喜んでもらえるのは「相談にのること」だと気づいた。
「私の話なんて説得力はないのですが、聞くときは全力で聞いてなんとかしてあげたいと思います。だから『話しやすい人だ』と感じてもらえるのかもしれません。前職では、部長とその奥さんのキューピッド役をさせてもらったことになっています。結婚式に参列したとき、奥さんのお母さんから『娘の神さま』とまで言っていただきました。恐縮しつつ、嬉しかったです。これを仕事にできたらいいなと思いました。主人も賛成してくれています。『損してまではやるなよ』と言いつつ、会社で私の結婚相談所を宣伝してくれたり。私は言い出したら聞かない性格だと知っているからだと思います」

京都の東本願寺近くのホテルでランチをしながらお話を聞きました。

京都の東本願寺近くのホテルでランチをしながら加藤さんのお話を聞きました。

アプリで「痛い目」に遭う40代女性は意外なほど多い
 様々な人から打ち明け話を聞いてきた加藤さん。盛んに利用されているマッチングアプリで「痛い目」に遭っている40代女性が意外なほど多いことも、結婚相談所を自ら開く大きな理由となった。
「病気をうつされた、お金を貸したら戻ってこなかった、という悲しい話がすごく多いのです。恥ずかしいので他人に言わないだけで、アプリで痛い目に遭っている女性は少なくないと思います。危ないことはみんな知っているのです。それでもアプリに手を出すのは、やっぱり一人は寂しいからでしょう。だったら、安全な方法で結婚すればいいんです。そのお手伝いがしたいと強く思いました」
 相談されやすい体質の加藤さん。同世代だけではなく、次男と同い年である20歳の女性からも頼られている。
「もう恋愛はいいので結婚したいと言っている純粋な子です。アプリに登録したら素敵な男性からメッセージが届いたというので見せてもらいました。上半身裸の写真を載せているオラオラ系……。母親のような気持ちになり、『絶対に遊ばれて終わりだから、やめとき~!』と言っちゃいました」
 止めるだけなら誰にでもできる。加藤さんはその女性も徹底的にお世話するつもりだ。
 加藤さんには信念がある。焦っていることが多い婚活者がまずは気持ちを安定できるように、自分が「味方」であることを示し続けることだ。
「会員さんからの電話は長引くのは覚悟の上です。家事よりも優先させてしまいます。会員さんはそのときに悩み事を聞いてほしいので、電話をかけて来ているからです」
 加藤さんによれば、女性よりも男性のほうが悩みを誰にも言えずに一人で抱えてしまっている傾向がある。確かに、中年の独身男性は孤立してしまうことが多い。親きょうだいは相談できる存在ではなく、同僚には弱みを見せられず、友だちの多くは子育て中だったりする。そんなときに、加藤さんのようなカウンセラーがいれば大いに救われるだろう。筆者がもし独身で関西地方に住んでいたら、加藤さんに結婚の相談をしているだろうと思った。(取材日:2019年9月30日)

※Miyabiの問い合わせ先はこちらです。
※本記事は結婚相談所比較申込サイト「こんかつ山」で掲載していたものです。サイトの閉鎖に伴い、関係者の許可を得て、本ホームページに転載します。記事内容は取材当時のものです。

著者プロフィール

大宮 冬洋
大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ページ上部へ戻る