サニーソウマリッジ(京都市中京区)

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写真:こちらの話もよく聞いてよく笑ってくれる平田さんと。雑談も交えて1時間ほど楽しくZoomインタビューをしました。

人生の後半は人の笑顔を直接見られる仕事をしたい
「40歳を超えた頃から、『人生の前半が終わったな。後半は人の笑顔を直接見られる仕事をしたい』と思っていました。結婚生活も10年を過ぎて節目を感じていたこともあります」
 Zoom画面の向こうで、いかにも人が良さそうな顔をしているのは京都の平田誠二さんだ。20年間勤めた製造業のサラリーマンを辞めて、妻の未來さんが2019年の夏に始めた結婚相談所「サニーソウマリッジ」に参加したのは今年1月のこと。屋号を決めたりする準備段階から前のめりで関わっていたと振り返る。
「会社の社長からは引き留めてもらいました。でも、僕の気持ちを伝えたら『それなら仕方ない』と応援してくれています。社長の奥さんのお友達を会員候補として紹介してくれたり。ありがたいことです」
 子どもの頃から「笑うのも笑わせるのも大好き」だったという平田さん。高校時代まで打ち込んでいた野球では常にキャプテンもしくは副キャプテン。自然とまとめ役をしていた。
「人がいっぱい集まって楽しそうにしているのが好きで、社会人になってからは合コンを毎週末のように企画して、200人規模の飲み会サークルも運営していました。でも、僕はいわゆる遊び人ではありません。女の子が泊まりに来ても何もしないような安全なタイプです(笑)。とにかく人の輪と縁をつなげていくのが好きでした」

子ども好きなら早めに結婚して作っておいたほうがいい
 32歳の頃、結婚して子どもがいる家庭を作りたい気持ちが高まった平田さん。知人に紹介されたのが同い年の未來さんで、自分と同じく「結婚して子どもが欲しい」タイミングだとわかる。ならば話は早い。1年も経たずに結婚して、希望通り2児の父親となった。なお、未來さんは元保育士である。
「当時、結婚相手に求める条件はただ1つでした。子どもが好きで子育てをしたいと思っていることです。結婚してからその話を妻にすると『それだけかい!』と突っ込まれますけど」
 平田家が笑いの絶えない家庭であることが伝わってくるエピソードだ。その温かさはサニーソウマリッジの根底に流れているのだろう。
 いま、非婚化や少子化が指摘されている。背景には、「結婚の良さ」を知らない人の増加があると平田さんは指摘する。
「お金がかかるとか行動を制限されるとか、嫌な話ばかりを周りから聞くでしょう。一方では、コンビニなどが身近にあって一人でも暮らしていきやすい世の中になっています。特に30歳前後の男性は『まだ遊び足りてない』という人が少なくありません。でも、結婚しても遊ぶことはできます。僕たちが運営していた飲み会サークルのメンバーにも既婚者がいて、みんなと楽しく飲んでいました」
 配偶者というしゃべり相手が常に傍らにいる安心感に加え、我が子の成長過程を見守れる喜びは格別だと強調する平田さん。アラサーの独身男女と話す機会があると、「子どもは好き?」と問いかける。その答えがYESならば、「だったら早く結婚して子どもを作っておいたほうがいいよ」とアドバイス。人生の先達だけが言えることだ。

 平田さんと妻の未來(みき)さん。同じぐらい「人好き&お世話好き」の頼もしい夫婦です。


平田さんと妻の未來(みき)さん。同じぐらい「人好き&お世話好き」の頼もしい夫婦です。

あなたを大事にする人はあなたのために変わってくれる
 しかし、実際の婚活は簡単にはいかない。理想と現実のギャップが大きいのが普通だからだ。相手の年収や学歴だけでなく、身長や体重、さらには血液型まで細かく条件に入れてプロフィールを検索する人は少なくない。そして、なかなか交際にまで至らず、婚活自体をやめてしまいがちだ。平田さんならこう助言する。
「結婚は一緒に暮らすこと。そこで一番大切なのはあなたを大事にしてくれる相手であるか否かです。つまり、あなたのために変わってくれる人であること。見た目などは結婚した後で変わることができます。実際に会って相手の良さがわかることもあるので、まずは会ってみてください」
 平田さんは昔から様々な人と関わることが好きで、相談されることも多かった。寝ているとき以外は休みなしで会員と向き合っているいま、「仕事している感じはあまりない」と嬉しそうに語る。
「今年5月に会員さんが成婚退会されました。喜びの声を聞くと、『無茶苦茶面白い仕事に就くことができた』と改めて思います。人と人がくっついて新しい人生を始める場に立ち会えるのですから」

 結婚相談所を始めてから、妻の未來さんとの結婚生活を見直して改善するきっかけにもなったと明かす平田さん。会員一人ひとりを一緒に気にかけて、幸せな結婚をしてもらうために知恵を絞る日々。今まで以上に夫婦の会話が増えた。もちろん、男女それぞれの立場から会員をサポートすることもできる。平田さん夫妻のように楽しい家庭を築きたい人はサニーソウマリッジを訪ねたら良いのだ。(取材日:2020年7月17日)

※サニーソウマリッジの問い合わせ先はこちらです。
※本記事は結婚相談所比較申込サイト「こんかつ山」で掲載していたものです。サイトの閉鎖に伴い、関係者の許可を得て、本ホームページに転載します。記事内容は取材当時のものです。

著者プロフィール

大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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