ライフツリー(東京都品川区)

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写真:Zoomインタビューに答えてくれる和田さん。男性にアドバイスしたいことは尽きない。「婚活中の男性は最初から相手にすべて明かしたがります。持病や家族、宗教のことなど。でも、話すタイミングというものがあります。女性は好きになった人のことはサポートできるからです」

「結婚したいけど自分なんてダメ」男性こそ磨けば光る!
 パートナーや家族が欲しいと思いながらも独身のまま年齢を重ねている人は少なくない。特に男性は出会いへの一歩を自ら踏み出す人は少数派だ。単に「面倒臭い」というだけでなく、「見知らぬ女性と何を話していいのかわからない」「振られて傷つくのが嫌だ」という苦手意識が先行してしまうのだと思う。
「婚活パーティーでは『壁の花』になってしまうタイプですね。結婚はしたいけれど自分なんてダメだろうな、と思っているのでしょう。でも、そんなモグラくんでもちゃんと働いている人ならば、1対1で女性と話せる結婚相談所で光る玉になれます」
 独特な表現で結婚相談所の意義を語るのは、「男性の婚活に強い結婚相談所」を掲げるLife Treeの和田充里(みつり)さん。中身は誠実で面白いのに自己アピールが下手な「モグラくん」とは対照的に、婚活パーティーで人気を博するのは女性慣れした「アグレッシブな男性たち」だ。しかし、彼らが結婚して幸せな家庭生活を続けられるとは限らない。浮気などはしないモグラくんを「光る玉」に磨いたほうが有意義だと和田さんは考えている。
「IT系や理系の人たちの中には、2人きりでお茶を飲んだ女性がお母さんと私だけという方もいます。彼らは勉強はできるけれど、恋愛の勉強をして来なかっただけなのです。素直に学んでくれたら必ず成長します。

第一印象と会話。女性との接し方は「習いながら慣れる」べし
 素直さがあれば、第一印象の重要な要素である外見は劇的に変えることができる。和田さんは以前に「体重100キロほどで髪の毛ボサボサでしっかり話せない」男性を会員として迎え入れた。すぐに美容室に連れて行き、専門店で季節ごとの洋服も一緒に買い揃えたという。
 自分の外見に少しでも自信と興味が持てるようになると、後は自ら努力できたりする。その男性は20キロほど体重を落とし、結婚する際には「イイ男になったじゃないの!」と和田さんを驚かせたらしい。
 第一印象の次に大事なのは会話力だろう。男性は自分が得意なことを話しまくったり、「聞くほうが好き」と称して相槌も打たずに押し黙ったりしがちだ。いずれも目の前の相手をちゃんと見ていないことに起因する。和田さんによれば、この会話力も練習によって大きく改善できる。
「私とスタッフで20代の横山春奈が練習台になり、きちんとフィードバックしています。笑顔で相手の話を聞けるようになるだけで違いますから。学生時代の面白かったエピソードなどをネタとして用意してもらい、相手との会話をシミュレーションしたり。デート場所のお店には事前に一人で訪れて食事をしておくことをお勧めしています。当日、落ち着いた気持ちで臨めるからです」
 習うより慣れよ、ということわざがある。Life Treeでは女性との接し方を習いながら慣れることができるのだ。

3歳から18歳まではピアノ漬け。大学では「雲上人」と呼ばれた
 和田さんには男性を指導する上での強みがある。それはいい意味で浮世離れした人柄だ。真面目に話しているのだけれど、どこか惚けたようなフワッとしている。嫌味が全くないのだ。和田さんの母校はお金持ちの子弟が多いことで知られる成城大学だが、そこですら男子学生から「雲上人」と呼ばれていたらしい。
「親の方針で3歳の頃からピアノばかりやっていて、高校までは女子校育ちでした。いわゆる音大ルートですが、大学進学のときに初めて親に反抗したんです。そんな経歴だから変わった言動が多かったのかもしれません。自分ではわからないけれど……」
 3人の子どもは男女共学の環境で普通に育てたという和田さん。子育てがひと段落した頃、田園調布(!)にある実家で様々な講師を招いた「ミニカルチャースクール」の運営を始めた。マダムのサロンである。
「集うのは裕福な人たちが多くて見た目は幸せそうです。でも、実際にはいろんな悩みを抱えていました」

 この経験から和田さんは心理学に興味を持ち、師匠についてスポーツ選手のメンタルトレーナーやカウンセラーとして活動。心理学実践の場として「もっと大勢の人たちと向き合いたい」と思って見つけたのが結婚相談所だった。今から17年前のことだ。

和田さんと横山春奈さん。「お見合いやデートの会話は慣れることがすごく大事。私たちが練習台になります!」

和田さんと横山春奈さん。「お見合いやデートの会話は慣れることがすごく大事。私たちが練習台になります!」

「和田さんなら」と入会してくれた会員を最後までお世話したい
 和田さんは大手3社で経験を積み、9年前に独立した。一番の開業理由は「和田さんなら」と信じて入会してくれた会員を最後まで責任を持ってお世話できること。業務ローテーションがある大手ではそうはいかない。和田さんは営業担当に回されて、入会後の会員には接触できなかったこともあった。
「(会員情報)システムを検索するだけではわからないことも多いんです。例えば、離婚歴がある20代女性が同世代の人との結婚を希望したことがあります。離婚歴がある相手でも構わないかどうかは20代ではあまり問われないでしょう。でも、実際には気にしない人もいます。担当のカウンセラーに個別に聞いて根回しをしなければならないのですが、そこまでする人は多くありません」
 10年以上前の出来事を悔しそうに語る和田さん。4年前から「男性の婚活」に特化したのも、婚活市場全体では女性のほうが多く、お見合いが組みにくくなっていることに危機感を抱いたからだ。逆に言えば、Life
Treeのような結婚相談所で「光る玉」に磨いてもらった男性は、思いがけないほど素敵な女性と結婚できるチャンスが広がる。
 青春時代はピアノばかりと向き合っていた和田さん。先日、自宅のグランドピアノは地域の人に無償で譲ったという。今の和田さんはピアノではなく人の幸せを真っすぐに見つめている。(取材日:2021年9月1日)

※ライフツリーの問い合わせ先はこちらです。
※本記事は結婚相談所比較申込サイト「こんかつ山」で掲載していたものです。サイトの閉鎖に伴い、関係者の許可を得て、本ホームページに転載します。記事内容は取材当時のものです。

著者プロフィール

大宮 冬洋
大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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