40歳が抱えているモヤモヤと自信(「40歳」感想文②)

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写真:購入者特典のハガキ「大宮冬洋と歩く蒲郡」より

 昨年末にリリースした自主企画の電子書籍『40歳は不惑ですか、惑ですか』。購入者から寄せられた嬉しい感想文をご許可をいただいたうえで少しずつ公開しています。第2弾をどうぞ!
***
一気読みしました。

人生模様が垣間見える下町のマクドナルドで10時半過ぎから読み始めて12時半前に読み終えました。
僕も昨年の11月に40歳になったので同い年のリアルをあっという間に読み切った感じです。
 
読み切ってその誕生日のFacebookの投稿で次のように書いたことをふと思いました。
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それにしてもとうとう40歳。全然実感ないですねぇ。。
見事な中年ではありますが、アンケートに答える区分が変わるのでソコから実感していくのでしょう。
 
いろいろとピボットするタイミングであるのは間違いないとは思いますが、
中堅芸人のような、まだまだ若手の気分です。
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つまり20人のインタビューを読んで、自分が感じた『中堅芸人のような、まだまだ若手の気分です。』という気持ちを多くの人も感じているのだと。
 
この状況はある種の構造的なモラトリアムではないかと思っていたのですが、ちょうどキャリアカウンセラーに勧められた内館牧子さんの「夢を叶える夢を見た」を読み進めていることもあり、飛ぶのか飛ばないのかは別にして、実際には誰しもが次に進むための準備ができた段階にいると考え直しました。
 
誰しも抱えているモヤモヤや、自分の経験による自信が積み重なってきたタイミングが40歳なのでしょうね。
ロスジェネ世代が過ごしてきた時代背景も振り返って重ねると、もう一冊別の面白い本ができちゃうような気がしました。
(40代、独身男性)

著者プロフィール

大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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