マイウエディング(愛知県西尾市)

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写真:お城のように素敵な自宅サロンにて。質問力も高い尾崎さんに僕自身のことをたくさん話してしまいました。

フォロアー数1万2千人! 愛知県西尾市在住の50代インスタグラマー
<「面倒くさがりで動かない人」
いつも面倒を見てもらうことのほうが多い人のことです
主催や幹事をやることもない。
ギブアンドテイクでお互いさまなのに
お金も出さない自分からも動かない
有益な情報シェアもしない
ただいるだけの人いませんか?
とにかくただ単に人数が増えるだけの人。
その人がいても何の得にもならない
何ならいないほうが面倒でない人。
そういう人にはいい情報も入ってこなくなるし
最後は誘ったり声をかけたりしてもらえなくなります。
テイクだけの人とかクレクレ星人とか言われる人です>
 以上は、愛知県西尾市で結婚相談所マイウエディングを営む尾崎敦子さんによるインスタグラム記事の抜粋だ。記事のタイトルは「いい縁をつかむ方法」。思わず引き寄せられ、続きをもっと読みたくなる。婚活中の人だけでなく、あらゆる社会人に有用な内容だと感じた。
 尾崎さんは2020年の夏から始めたという。取材時の1月上旬の時点でフォロワー数は1万2千を超えている。芸能人でもないのに驚異的な数字であり、正真正銘の「インフルエンサー」だと言える。歯切れのいい文章だけでなく、「中部地区のグルメ情報を発信」する傍らで婚活コラムも配信するというテーマ設定が秀逸なのだと思う。
「最初は婚活を全面に出したのですが、『自分は関係ない』と見られにくくなってしまいました。そこで、老若男女が興味を持つ食をテーマにすることにしたのです」
 的確な分析と改善をにこやかに披露する50代の尾崎さん。中年女性が経営する結婚相談所には「親身さ」をアピールするイメージがあるが尾崎さんは違う。会員とは一線を引いた緊張感のある関係を保っている。幸せな結婚生活をつかむためには、尾崎さんによる客観的な指導によって自分を変えることもときには必要だからだ。「友だち関係」では実行しにくい。
「婚活の目的は単なる結婚ではありません。離婚をせず、楽しく仲のいい家庭を続けられることだと思っています。そのためには最初が肝心なのです」

「いい人」と結婚するためには自分もそのレベルに達することが必要
 尾崎さんが指摘する「最初」とは、もちろん結婚相手選びであり、その相手から選ばれる自分になることでもある。
「子どもを産む性である女性に比べると、男性の遺伝子は差が大きいと言われています。サイコパスのような人から天才まで、バラバラなのです」
 天才ではなくてもいいので、清潔感があって思いやりもある働き者と結婚したいと思うのが普通だろう。でも、そのような「いい人」と結婚するためには自分もそのレベルに達しなくてはいけないと尾崎さんは言い切る。
「例えば、見た目はとてもキレイなのに時間にだらしない女性がいたとします。約束の時間には遅れてくるし、メッセージへの返信も遅い。ちゃんとした男性ほど不安になって結婚しようと思わないでしょう。『だらしない女性でもいいと言うようなだらしない男性は嫌でしょ』とはっきり指摘して、改善を促します」
 自分の強みはこのような分析力にあると尾崎さんは自覚している。何度か面談してお見合いや仮交際のお世話をしていれば、その会員の課題とゴールが見えてくるのだ。
「どうすれば改善してゴールに近づけるのかまでをお伝えできます。自分自身ではなかなか気づかないことだと思うので、なるべく早期に言うのがポイントです。もちろん、改善せずに変わらなくても構いません。その場合は、ゴール(結婚相手)のレベルを落とさないと結婚できませんけど」
 ややドライなコメントに聞こえるかもしれない。しかし、自らのインスタグラムを大胆に改善して成果を上げている尾崎さんの言葉なので説得力がある。

尾崎さんの自宅周辺の風景。県道321号線沿いの穏やかな海。海産物にも農産物にも恵まれた田舎です。

尾崎さんの自宅周辺の風景。県道321号線沿いの穏やかな海。海産物にも農産物にも恵まれた田舎です。

結婚相談所は「やりたい仕事」ではなかった。でも、自分には「やる資格」がある
 尾崎さん自身、「トライアンドエラー」を繰り返しながら現在があるのだ。2009年までは自宅で着物の仕立てをする仕事を長くやっていたと振り返る。
「リーマンショックでその仕事がなくなってしまいました。何かしなくちゃと思っていたときに結婚相談所の加盟店募集の新聞広告を見たのです」
 この仕事は自分なら「やれる」と思った。「やりたい」ではなく、「やる資格がある」と判断したのが尾崎さんらしい。
「仲人というのは昔はゆとりのある地元の名士がやるものでした。当時の私にはゆとりはなかったのですが、それでも仲人をやる条件からは外れていません」
 西尾市生まれの尾崎さんは23歳のときに結婚して、長男長女を出産。夫と実の両親との3世代同居を続けてきた。
「なかなかのストレスですよ。(お婿さんとして来てくれた)旦那さんのことは大事に過ぎたかもしれません(笑)」
 教育ママでもあった尾崎さんの奮闘により、長男は旧帝大の医学部に入学して現在6年生、成人を過ぎた長女は大学3年生だ。父親が他界した今でも3世代の4人で仲良く暮らし続けている。確かに尾崎さんには「幸せな結婚生活」を語る資格がある。
「結婚相談所はやってみたら大変でした。ほぼ全員がお見合い結婚をしていた昔とは違い、結婚できる人は自力で結婚していくのが今の時代だからです。結婚できない人には必ず原因があり、生育環境やパーソナリティーにまで踏み込んで本質的な部分を改善しなければなりません。その難易度は年々上がっています。私はやれますけど、大変ですよ」
 自他を客観的に分析し、適切なゴールを設定し、改善策を辛抱強く実行し続けていく――。それは婚活だけではなく人生全体を幸せな方向に導く力だと思う。尾崎さんはその指南役なのだ。(取材日:2021年1月15日)

※マイウエディングの問い合わせ先はこちらです。
※本記事は結婚相談所比較申込サイト「こんかつ山」で掲載していたものです。サイトの閉鎖に伴い、関係者の許可を得て、本ホームページに転載します。記事内容は取材当時のものです。

著者プロフィール

大宮 冬洋
大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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