謹賀新年

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 あけましておめでとうございます。愛知県蒲郡市に住み始めて5回目の新年を迎えました。今年は厄年なので、地元の厄年会に入れてもらったのです。我が家の氏神神社は、三河湾に浮かぶ竹島という無人島(江の島みたいに橋で渡れます)に祭られている八百冨神社。橋を渡る前にも遥拝所が設置されていて、そこから橋と島と海を臨む風景は一度は観てほしい美しさです。厄年会とは、厄年の学年(僕たちは昭和51年4月~52年3月生まれ)の氏子たちが集まり、神社に奉納したりすることで厄を払う集まり。僕たちは辰年もしくは巳年なので「辰巳会」と呼ばれます。

 元日の本日は年明けと同時に参拝客にお汁粉・おでん・豚汁を振る舞いました。早朝の準備から深夜の片づけまで肉体労働が散発的に続きますが、仲間たちとバカ話をしながら過ごすとまったく辛くありません。40歳は社会人としても働き盛りなので、20人超も集まって結束するとあらゆる仕事がスムーズに進むことも実感します。頼もしくて誇らしいです。揃いの法被(写真)を着て作業や参拝をすると、不思議な昂揚感に包まれます。人と一緒に働くことの楽しさをかみしめる1年にしたいです。

著者プロフィール

大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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