横田増生『ユニクロ潜入一年』など

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以下、先月分の読書録です。

☆池波正太郎『その男』/〇乃南アサ『ボクの町』/〇井上純一『今すぐ中国人と友達になり、恋人になり、中国で人生を変える本』/〇岡村靖幸『結婚への道』/〇網野善彦『歴史を考えるヒント』/〇リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット『ライフ・シフト』/〇横田増生『ユニクロ潜入一年』/〇安野光雅『本が好き』/〇池上彰『世界から格差がなくならない本当の理由』/〇アーネスト・サトウ『一外交官が見た明治維新』(〇は初読、☆は再読)

表題作は、ジャーナリストの横田氏によるユニクロ潜入記。ビジネス書としても、スリルのある体験記としても一級品です。僕もかつてユニクロで働いていたことがあるので(潜入ではなく出世する気満々の新卒社員でしたけど)、読んでいていろんな記憶が蘇って来ました。中途入社も含めてこれからユニクロへの就職を考えている人は必読の一冊だと思います。「寒くなって来たので今年もヒートテックを買いに行かなくちゃ」という人もこの本を読んでからユニクロ店舗に行くと、品出し・商品整理・在庫確認に忙殺されているスタッフに優しくなれるかもしれません。でも、この本を読んで最も得るところが多い人は、いまだに社長として同社に君臨する柳井正氏ではないでしょうか。事実無根の誹謗中傷などではなく、現場の様子を体験したうえで耳の痛いアドバイスもしている内容だからです。

著者プロフィール

大宮 冬洋
大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。平日の半分ほどは東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
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