伊東豊雄『「建築」で日本を変える』など

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以下、先月分の読書録です。

〇岡本隆司『中国の論理』/〇小林秀雄『読書について』/☆藻谷浩介、NHK広島取材班『里山資本主義』/〇橘玲『言ってはいけない』/☆藤沢周平『驟り雨』/〇伊東豊雄、中沢新一『建築の大転換』/☆夏目漱石『坊ちゃん』/〇伊東豊雄『「建築」で日本を変える』/〇小川一水『砂星からの訪問者』/☆二村ヒトシ『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』/〇中島猪久生『石油と日本』/〇藤沢周平『龍を見た男』(〇は初読、☆は再読)

表題作は、世界的な建築家による前向きで具体的な日本論です。スタイリッシュだけど文脈無視の建築(序文で故ザハ・ハディドを厳しく批判していたのは印象的でした)ではなく、その地域の住民、自然、歴史を踏まえた建築を作る重要性を熱く説いています。それを実現するのは都会では難しく、著者は地方に可能性を見出しているそうです。住民と自然の共生を重視した建築は、手間暇がかかるけれど時間を経ても無用の長物にはならず、その地域になくてはならぬものとして存在し続けるのですね。地方に住む者としては腑に落ちる文章が多い本だと感じています。

著者プロフィール

大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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