東京・銀座でトークイベントをやりました

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 今月19日に、東京・銀座にある楽天オーネットの支店にて、新刊『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』の発売記念トークイベントをやらせてもらいました。ニッポン独身くん図鑑で長くご一緒しているオーネット。スーペリアというシニア層向けのサービスがあるので、僕の新刊とのコラボもしやすいのです。マーケティング部の坂(ばん)さんの軽やかな司会のもと、アドバイザーの重田さんと山中さんとあれこれと語り合いました。その一部を振り返っておきます。

右から、スーペリアの重田さんと山中さん、ライターの僕

右から、スーペリアの重田さんと山中さん、ライターの僕(撮影はすべてオーネットの長岡さん)

●晩婚さんの特徴
 山中さんは「寂しさを感じたので結婚したくなったという人は多い」、重田さんは「慎重で真面目なので若い頃は恋愛や結婚に踏み切れなかった人が少なくない」とそれぞれ指摘。僕も同感です。つけ加えるならば、「結婚したい!」という気持ちの高まりには人それぞれの波がある気がします。仕事や趣味に夢中だったり、体調が優れなかったり、老親の世話などが大変だったりする時期は、結婚のことは意識にのぼりにくいですよね。でも、ちょっとしたきっかけ(親友の結婚や親の死去、年齢的な区切りなど)で、「私もそろそろ結婚したいな」と思うことがあります。それがその人の「結婚適齢期」なのではないでしょうか。
 余談ですが、以前に酒場で隣り合った女性(バツイチの独身40代)から「年上の彼氏がいるけれど、彼および彼の親を介護できないので結婚はしない」と言われたことがあります。彼女の状況ではその判断が正しいのかもしれません。でも、僕は「老親の世話などの大変なことは信頼できるパートナーと協働したほうが楽になる」と感じています。きょうだいの存在は捨象して、1人の子どもが年老いた両親と向き合うとします。1:2の関係です。結婚したら、相手の両親も「親」になるので、2:4の関係になりますね。負担率は変わらない気がするけれど、実際にはとても楽になります。血のつながっていない「親」のほうがお互いにほどよい距離感で付き合えることが多いし、何でも相談して助け合えるパートナーがいることは精神的にも物理的にも助かるからです。

司会の坂さん(左)に促されて、懸命に話す僕。トークのキレが悪くてすみません…

司会の坂さん(左)に促されて、懸命に話す僕。トークのキレが悪くてすみません…

●晩婚さんの出会い方
 僕はお得意の「場選び」論を展開。自分が居心地が良くて他のメンバーから愛されていると感じる場は誰にでもあります。職場や酒場、各種サークルなどです。「私にはそんな場は1つもない」と言う人は外に出ることが足りないだけ。今週末から楽しく探しに出かけましょう。新たな人間関係だけでなく、かつての人間関係をたどるのも手です。すなわち同窓会ですね。「あの頃の自分は輝いていた!」と思える時代があれば、懐かしいメンバーに声をかけましょう。中高生時代はほとんど受験勉強の記憶しかない僕の場合、大学時代がとにかく楽しかった。気が合うし尊敬もできる人とたくさん出会えたし、今でも交際が続いています。現在の妻との出会いも大学の卒業10周年パーティーでした。
 一方、山中さんは「一般的な場では既婚者が混じってしまう。スーペリアには(結婚意欲のある)独身者しかいないという安心感がある」と主張。自社サービスをきっちりアピールするところができるビジネスマンですね。
●晩婚さんへの恋愛結婚アドバイス
 このテーマは重田さんの独壇場でした。すなわち、「選びたかったら、まず選ばれよう」「自分が好きになる前に、相手から好かれないとお話にならない」です。婚活初心者は、なぜか「ありのままの自分」で勝負をしたがる傾向があるのだそうです。例えば、「初対面の人としゃべるのが得意じゃない」自分。たいていの人は「初対面の人としゃべる」のは不得意ですよね。でも、仕事ならばきちんとした格好をして、にこやかに名刺交換や挨拶ができるはず。婚活の場だけ「ありのままの自分」をいきなりさらすのはおかしいですよね。「とにかく初回でアピールする。満面の笑顔で相手を誉め、その場を楽しむ。そうすれば好いてもらえる確率が大幅に上がる。そのうえで選べばいい」と重田さん。まさに至言です。
●結婚の決め手
 こちらは山中さんから面白いアドバイスがありました。恋愛が始まった人は、相手の「いいところ」を無数に上げられるのだそうです。でも、結婚とは共同生活なので、「どうしても譲れない点」をお互いに確認しておくことは重要だ、と山中さん。例えば、休日や生活時間帯があまりに異なる人とはどんなに好きでも一緒に暮らせない、などですね。ちなみに僕は、飲食にあまり興味がなかったり偏食の人とは結婚できません。

口下手であがり症なのに目立ちたがりの僕。イベントを企画してくれた坂さんに感謝のまなざしを送っています

僕は口下手なのに目立ちたがりです。イベントを企画・実行してくれた坂さんに感謝のまなざしを送っています

 休憩をはさんで後半は、坂さんによるワークショップ。自分なりの「結婚の条件(譲れない点)」をカードに1つずつ書き出していきます。次に、無作為に2枚のカードを取り出して、より譲れないものはどちらかを選び、もう片方は捨てる。この作業を繰り返して、最も譲れない点を見つけるのです。頭の中だけで考えるのではなく、書き出して取捨選択することで、意外なカードが残った人も。参加者同士で発表し合うことで大いに盛り上がりました。このワークショップ、いいですね! 「いつも機嫌がいいこと」を相手に最も求めることがわかったという参加者の発表にはすごく共感しました。
 有意義なイベントだったと僕は思います。楽天オーネットのやたらに明るい社風と僕(あくまで外部として)は相性がいいのかもしれません。そして、僕は自分が話すよりも、対談相手のお話を引き出したりレポートしたりするほうが良いとも感じています。ライターなので当たり前なんですけどね。もっと多くの人に参加してほしいイベントです。少し時間をおいてまた企画させてもらおうかな……。

著者プロフィール

大宮 冬洋
大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。平日の半分ほどは東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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