第1回 大宮冬洋の大感謝祭(ファンミーティング)を東京・清澄白河で開催しました

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写真:三條洋平

 先週土曜日に開催した大感謝祭。おかげさまで大成功だったと思っています。詳細はこちらでレポートしたので、写真と一緒にお楽しみください。参加してくれたみなさんにお渡しした式次第の「ごあいさつ」を以下に載せておきます。自他ともにに認める寂しがり屋な僕。これからも「先手」を打ち続けます!
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こんにちは。大宮です。
本日は「第1回 大宮冬洋・大感謝祭」にお越しいただきありがとうございます。
こんなに多くの方が集まってくれて、マチコさんをはじめとする方々には運営も手伝っていただき、とても嬉しいです。
僕の誕生日をみんなに祝ってもらいながら交流する――。こんな企画を思いついて実行したのはもちろん僕自身です。

先日、TSUTAYAでアカデミー賞受賞映画『グリーンブック』を借りて観ました。
その中で「寂しかったら自分から先手を打つんだぞ」というセリフが出てきた記憶があります。
ちょっと気取り屋の孤独な有名ピアニストに、粗暴だけど家族や友達に囲まれている運転手がアドバイスするシーンです。
僕も20歳ごろまでは「先手」を打つことができず、一人で悶々としていました。
友だちも恋人も欲しくて、いろんな人に声をかけてほしかったのに、嫌われたり断られたりするのが怖くてひたすら待ちの姿勢だったのです。
でも、怖がって待っているだけだと難しい顔になってしまいます。ますます人が寄りついてくれません。悪循環ですね。 

何がきっかけだったのか覚えていませんが、勇気を出して自分から声をかけ始めたんです。
やってみて思ったのは、意外と喜んでもらえること。
数十人規模の同窓会でも、マンツーマンの飲みやデートでも、「よかったら」と連絡すると「喜んで!」と返してくれる人が少なくありませんでした。
僕と同じぐらいに他人が怖くて、それと同時に寂しさを感じている人が世の中には多いのだと思います。 

今日のイベントに「遊びに来てください」と先手を打ったのは僕です。
でも、快く応じてくれたみなさんもやはり先手を打ったのだと思います。
お互いに勇気が要ることですけど、顔を合わせてみるとなんだか楽しい気持ちになりますよね。

すべての人が単独でのご参加なので、等しく人見知り状態です。
問題はありません。
このような会に来てくれるのは、繊細さと遊び心をあわせ持った人であることがほとんどだからです。
隣り合った人と自己紹介などをして、少しずつおしゃべりしてみてください。

 今日のイベントが無事に終わったら、来年も同じように開催しちゃおうかなと早くも思っているところです。
みなさんとゆるくつながって、たまには今日のように気兼ねなくおしゃべりしながら飲み食いする人生をあと40年ぐらい楽しみたいと思っています。
今後とも末永くよろしくお願いします。 

2019年11月9日
大宮冬洋

著者プロフィール

大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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