「ポートレート大宮」レポートその3

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モデル:Wさん、撮影:馬場敬子

 1日3名様限定のポートレート大宮。先月は初めての男性のお客さんが来てくれました。都内で会社を経営しているWさんです。丁寧な感想文と写真の掲載許可をいただいたので報告します!

<昨日ポートレート大宮の成果物が届きました。期待以上の内容にて、本当にお願いをして良かったと思いました。
自分自身でも気付かない表情を切り取っていただき、新たな自分自身を見た様な思いがしました。
左右の表情が全く違う・・・、そんなことを考えたことも、そういう思いで自身の顔を眺めたことも無かったのでとても新鮮でした。
左は強さ、責任、厳しさ、プライドが前面に出る仕事の顔。右は私生活、優しさ、寂しさの出る私の顔と、内面を覗かれているかの様な思いとともにその一瞬を捉えていただきありがとうございました。
お三方からいただいたコメントも、暖かい視点のなかにも鋭く本質をつく内容が含まれており、普段は意識して表に出さない様にしている内面を表現いただいたものと思っております。
日々の生活に流されがちで、多忙な毎日を過ごす現代を生きる方々にも是非一度立ち止まって、第三者の暖かくも鋭い視点で自身の人生を振り帰り、その一瞬を切り取ってもらえるこの企画を『今を生きる糧』としてもらえればと思いました。>
 
 最後のほうは宣伝文まで書いてくれるところにWさんの懐の深さと感じました。馬場さんによるモノクロ写真は会社ホームページの挨拶文にも使ってくれたそうです。さらに、こんな経営アドバイスまでいただきました。
 
<個人的な思いを反映いただける私的ポートレートという面と、経営者や個人事業主の方々にとっては、公(仕事)の場面でもとても有用な成果物になると思います>
 
 なるほどー。確かに、意外なほど孤独な経営者や自営業者が「いま」を振り返りつつ、自己アピール用の写真と文章を作成するという面でも利用してもらえるサービスですね。何か新しいことを始めると、いろんな方向に広がっていくので面白いです。ワクワクしながら、お一人ずつと向き合っていきたいと思います。
 
Wさんの撮影風景。話しかけながらベストショットを狙う馬場さんを、編集担当の渋谷さんが絶妙にフォローしています。

Wさんの撮影風景。話しかけながらベストショットを狙う馬場さんを、編集担当の渋谷さんが見守っています。

著者プロフィール

大宮 冬洋
 1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。
 高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも折に触れて西荻に「里帰り」している。
 2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。月のうち数日間は東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
 2019年、長期連載『晩婚さんいらっしゃい!』により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。

<著書>
『30代未婚男』(リクルートワークス研究所との共著/NHK出版 生活人新書)
『ダブルキャリア』(荻野進介氏との共著/NHK出版 生活人新書)
『バブルの遺言』(廣済堂出版)
『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)
『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)
『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)
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